現状回復・大規模修繕
【綿密な修繕計画をたて、物件の商品性の維持と増大を考える】
ビルは築10年以上となりますと、建物や設備にさまざまな不具合箇所や劣化が生じます。 また、テナントニーズの変化によりビルの競争力も落ちてきます。 このようなビルの経年劣化や機能劣化を防ぎ、新たな付加価値をつけるような計画的修繕の実施が、ビルの商品性・競争力のアップには欠かせません。
1.テナントの入居時に伴う改装・工事の監査
テナント入居時には必ず入居工事が伴います。原則的には、テナント発注の工事となりますが、その際にはビルの運営上、内装、設備、什器備品、工程、搬入、他入居テナントとの調整等、当社工事管理担当者がとりまとめて進行し、その記録を保存いたします。
2.テナントの退去時に伴う原状・回復の監理・建物維持管理・定期清掃
テナントの退去時は、原状に復する工事を行います。テナントの発注した工事を当社が監理・監修するケース、または当社が直接テナントより受注して工事を行うケースがあります。入居前の状況に復する工事となりますので、当社の工事管理担当者が退去時にトラブルが発生しないよう十分に監理・監修いたします。
3.修繕・改修工事の提案と工事・監理
工事管理担当者が、毎年の修繕計画を策定。その修繕計画に基づき修繕工事を進めます。修繕工事の設計、業者選定、発注、工事監理、完了検査、ビル管理会社との調整等、随時オーナー様と協議・報告を行いながら進行させます。又、改修工事については、ビルの商品性や機能性増大のためのリニューアル工事を提案いたします。特にビルのエントランス、外装、内装、水まわり、空調設備等、テナント営業に重要な影響のある部位など戦略的、効果的にまとめます。
4.長期修繕計画の作成
ビルの計画的修繕には、3~5年の中長期の視点で計画を策定することが重要です。これは、建物や設備には一定の寿命があることから予測することができます。また、修繕の実施には多額の投資が必要となります。これに対しては、長期的に投資の標準化をはかり修繕の実現性を高めます。
5.運営コストの監理
ビル経営とは、ライフサイクルコストからいかに効果的にコストを削減し、投資を有効に行うかがポイントといえます。エステートサービスでは、計画的修繕やテナント誘致とも関連させながら、総合的に運営コストのバランスを念頭において行っていきます。